平野神社
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平野神社は、延暦13(794)年、桓武天皇が平安遷都にあたり、大和国の四座の神を勧請したのが起こりです。平安遷都に際し、桓武天皇の生母、高野新笠姫を中心として大陸文化を導入したのが平安京の都造りに大いに貢献した功績をたたえ、祀られたともいわれています。
本殿四棟は平野造り、または比翼春日造りと呼ばれ、現在の建物は寛永年間の再建で、重要文化財に指定され、拝殿は東福門院が寄進したもので、接木の拝殿といわれ有名です。
創始以来、皇室の崇敬あつく、天元4(981)年に円融天皇がはじめて行幸して以来、歴代の天皇が行幸したといわれています。
平野神社は「北野の梅、平野の桜」と言われるように桜の名所であり、提灯にも桜の紋が見られます。小さな境内には500本もの桜が植えられており、神紋脇の魁桜は一重の枝垂れ桜で、平野神社を代表的する名桜で例年3月下旬には見事な花を咲かせます。