西芳寺
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苔寺の名で有名な西芳寺は、今から約1250年前の天平年間に行基が開山し、後の暦応2年に夢窓疎石が庭を造り、臨済宗の西芳寺として復興したといわれています。
当時は現在のような苔は生えていませんでしたが、足利義政が銀閣寺の作庭に際し、西芳寺の庭園を模したとされるほど庭園の美しさは広く知られていたようです。
その後、応仁の乱で殆ど全ての建物は焼失した後に蓮如が庭園の復興につとめたといわれています。池泉回遊式の庭は、黄金池を中心に100余種の緑苔が敷かれ、静寂さと清々しさが感じられる名庭で梅雨の時期にはとくに苔の緑が美しく映えます。