八坂神社御供社
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京都三条会商店街の一角、
三条通黒門に八坂神社御供社(ごくうしゃ)が立つ。
その設立は、896年、平安京を原因不明の疫病が襲ったことに遡る。当時、疫病は疫神や怨霊の仕業と考えられ、これを鎮めるため御霊会が行われたという。
御霊会は、平安京内の広大な庭園だった神泉苑の池のほとりで行われた。
当時の国の数と同じ66本の鉾を立て、祇園社(現在の八坂神社)からスサノオノミコトなど三基の神輿(みこし)を迎えた。
後に神泉苑の東南端の地に社が置かれ、これが御供社につながるという。
1906年に八坂神社の末社となり現在に至る。