はやかわはものてん早川刃物店

店舗情報

住所: 〒600-8074
京都市下京区堺町通仏光寺上る東前町
TEL: 075-351-6731
定休日: 土日祝
営業時間: 9:00-18:00
e-mail: masaya@hayakawa.ws
URL: https://www.hayakawa-hamonoten.com

扱い業務

刃物(包丁、裁ちばさみ、握ばさみ等)の販売、研ぎ、修理

取扱商品

はさみ(裁ちばさみ・握りばさみ等)や包丁(和包丁・洋包丁)のほか、皮裁ち、切出し等刃物いろいろ

価格例

販売:裁ちばさみ2,800円~、三徳包丁3,200円~
研ぎ:裁ちばさみ1,500円~、包丁800円~

地図

一言アピール(修理への思い、お客様へのメッセージ)

天然の砥石を使い、1丁ずつ手作業で仕上げます。

ご家庭の包丁、はさみ、いっぺん持ってきてください。


mokichi家族イラスト人と物と。織りなす「もっぺん物語」

~第1回~ 早川刃物店

5月のある日、「早川信久」のブランドを掲げ、四代目が受け継ぐ、早川刃物店の暖簾(のれん)をくぐった。この店には、「研ぎ」を中心に修理の依頼が、続々持ち込まれる。近畿ばかりか、北海道や鹿児島から、包丁、ハサミなど多彩な種類の修理依頼が届く。
物を切る、割る、削る…。私たちは遠い昔より、刃物に支えられて暮らしている。刃物の原料は、炭素鋼、合金鋼類(ステンレス鋼など)。空気中の酸素や水分の働きで「サビる」のは宿命でもある。さらに、刃が欠ける、折れるなどのトラブルも。包丁の場合、口金が外れ、木材である柄の部分が腐ったり、割れたりもする。
「研ぎ」は、素人がすると、刃物の命でもある切れ味が課題になる。愛着を持つなら、プロに任せるのが賢明。四代目となる中下さんご夫婦は、依頼に応えようと、最善を尽くす。まずポイントを見定め、「研ぎ」の方法を決める。一丁一丁研ぎ、磨き、刃返りを確認しながら天然の砥石(といし)で丁寧に仕上げる。時には、包丁の折れた柄を取替え、再び使えるまでに技を尽くすことも。
ある高齢の女性が持ち込んだサビの付いた包丁をピカピカにして渡すと「まぁ、こんなにきれいに。新婚旅行で買った包丁なの」と笑顔を浮かべられたそう。「喜んでもらえるとき、やりがいが」と、中下さん。物と物の間に、人と人との間に生まれる小さな物語がここにあった。

森田知都子(平成29年5月16日取材)掲載:こごみ日和71号

早川刃物店

自転車のイラスト

冠者殿社の写真

<冠者殿社>

八坂神社の境外末社で御祭神は八坂神社と同じですが、ここは本社で祭る神霊の穏やかなはたらきの和魂と対をなす猛々しいはたらきの荒魂を祭っています。
毎年十月二十日に「誓文払い」と呼ばれるお祭りがあります。昔の商人は神様に商売ができることへの感謝と利益を得ることに対する償いの意識を持っており、その気持ちを込めて年に一回大安売りをしてお客様に利益を還元する商道徳がありました。この本来の誓文払いの精神を継ぎ商人の方々は商売繁昌を、一般の人は家内安全を願って毎年この日に大勢参拝されます。