仁和寺
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仁和寺の歴史は仁和2(886)年、第58代光孝天皇によって仏法の興隆を図るため「西山御願寺」と称する一寺の建立を発願されたことに始まりま す。志なかばで崩御された光孝天皇にかわり次の宇多天皇が仁和4(888)年にその造営を完成されました。西山御願寺は先帝から受け継がれた「仁和」の年号をもって寺号と定められ、大内山仁和寺と呼ばれるようになりました。
応仁の乱で焼失し、以来なかなか再興が実現せず、その約100年後の寛永11(1634)年、徳川幕府3代将軍家光の時代になってやっと今日見られるような仁和寺として再興されるところとなりました。
正門に当たる「二王門」は京都の三大門の一つに数えられており、重要文化財に指定されているなど、他の建造物や庭園などに関しても見どころが豊富です。仁和寺は平成6(1994)年に古都京都の文化財の1つとしてユネスコの「世界遺産」に登録され、京都を代表する寺院の一つです。