源光庵
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源光庵は、貞和2年に臨済宗大本山大徳寺の高僧、徹翁国師により隠居所として開創されましたが、後の元禄7年、曹洞宗復古道人の卍山道白禅師によって曹洞宗に改宗し、再興されました。
現在の本堂は元禄7年の創建で、加賀の住人静家居士の建立によるものです。本堂廊下の伏見城の遺構と伝わる血天井は有名で、徳川方の鳥居元忠らが自刃した時のものでといわれています。
また、本堂右側に二つの大きな窓が並び、「悟りの窓」と呼ばれる丸い窓は、「禅・円通」の心を表し、円は大宇宙を表現しており、四角い窓は「迷いの窓」とよばれ、人間の生涯を象徴し、「生老病死・四苦八苦」を表しています。これらの窓越しに、美しい庭園を望むことができ、特に紅葉時には多くの人が訪れます。