大切な家族からのプレゼント
バッグは、毎日同じものを使うという人も多い。新社会人のお祝い、恋人からのプレゼント、中には家族の形見という人もいて、愛着や思い入れもひとしお。代わりがないものだからこそ断られるケースも多いというが、明石屋では「大事なバックだからこそ復元してあげたい」という思いで、可能な限り請け負う。今回のバッグも、依頼者が物置から発見したという母からもらった思い出のバッグ。修理後はまるで新品のような仕上がりに!
修理例
バケツ型トートバッグの修理 修理期間目安:3ヶ月 参考価格:1万5000円〜 (2015年取材)
ブランドバックの修理例。主に内装交換が修理ポイント。擦り切れてしまったり、腐食してベタ付きが出ている内装の合皮を丸ごと入れ替える。まず、内装を分解し、一つずつ型を取る。型紙がないので全く同じようには取れないが、長年の勘で調整し、専用ナイフでカットしミシンで縫い合わせる。素材は、合皮から牛皮に変更し、強度アップ!
修理の過程
アレンジ修理例
持ち手の修理
持ち手自体の革破れが多い。持ち手の状態によって、総交換が必要な場合とそうでない場合が有るので、費用や期限は要相談。
ファスナーの修理
写真のように、ファスナーの生地が破損したりムシが飛んだりしている状態の場合は,ファスナー自体を交換修理。
スライダーの摩耗・破損が原因で、閉めても開いてしまう状態やスライダーが引っ張れない状態の場合は、スライダー交換修理だけで済む場合もあり。