きりこうぼう桐工房

店舗情報

住所: 〒601-0122
京都市北区中川北山町82
TEL: 075-464-6103 / 090-8217-0688(携帯)
FAX: 075-464-6103
定休日: 不定休
営業時間: 9:00-18:00

扱い業務

家具のリフォーム。主に伝統的工芸品の桐タンス。

取扱商品

桐タンス,桐家具類

価格例

桐タンス(三尺タンスで¥30,000-)

地図

一言アピール(修理への思い、お客様へのメッセージ)

日本の桐箪笥は桐特有の優れた性質(防湿性、防水性、耐水性等)を保持している為、

収納されています衣類は、火災の際においても、水を吸って燃えにくく「身を焼いて中身を救います」。

この桐箪笥を再生することで、日本の文化遺産を少しでも次代へ継いでもらいたいものです。


mokichi家族イラスト人と物と。織りなす「もっぺん物語」

~第10回~ 桐工房

防湿性、防水性、防虫性、難燃性に優れ、着物や貴重品の収納・保管に最適な家具として知られる桐たんす。婚礼家具として両親から娘へと贈られることも多く、大切に使われてきた。昭和30年代、お年玉年賀はがきの特等商品に選ばれたと聞けば、当時いかに高価で、庶民の憧れの品であったか想像できるだろう。
北山杉で有名な北区北部の山間地域にある「桐工房」の作業場を訪ねた。ここでは工房主が一人で腕を揮い、桐たんすの修理・再生を行っている。「桐たんすは古くなったら削って再生できる一生もの」と主。祖母や母の嫁入り道具だった桐たんすを受け継いで使いたいと修理に出されるケースが多いという。
再生作業は、金具を外しお湯洗い→割れ・欠け等の補修→カンナで表面を削る→トノコを塗る(表面処理)→ウズクリ作業(美しい木目を出す)→磨き仕上げ→金具を取り付けて完成。新品同様に美しく優美な姿に甦る。「昔のままでは使いづらいと、現代の暮らしに合わせたチェストなどにリフォームを希望される方もある」と話す。
現在76歳の主は、桐たんす一筋に生きてきた職人…かと思いきや、実は、長年、呉服業界に携わってきた御仁。着物収納に最適な桐たんすの優秀さを顧客に説くうちに、もっと多くの人に使ってほしいと思うようになり、50代で華麗なる転身を遂げた。「両親に高いお金をかけて用意してもらった桐たんすを使わないで眠らせていてはもったいない。きれいに甦らせ、親の想いまで継いで、長く愛用してもらえたら嬉しい」。3回削り直して100年は使えるという桐たんす。再生修理によってその寿命を最大限に活かしきりたいものだ。

藤原幸子(2019年6月1日取材)掲載:こごみ日和81号

桐工房

自転車のイラスト

北野天満宮の写真

<北野天満宮>

学問の神様としてあまりにも有名な、菅原道真を祀る神社。
京都内外を問わず、受験シーズンにお世話になった人も多いはず。 また、毎月25日に開かれる蚤の市にも多くの人々が訪れ、人々に「天神さん」の呼び名で親しまれています。
このように今では観光名所として有名な北野天満宮ですが、その起源には少し怖いお話が。菅原道真が大宰府へ左遷され、無念の死を遂げた後平安京に様々な怪異がおこりました。道真公の祟りこそがその原因であると考えた人々は、この地にお社を築いて道真公を祀り、その怒りを鎮めようとしたのです。