「もっぺん」とは?
大事にしていたものが少しだめになったら、直して「もっぺん(もう一回)」使う。
自分はもう使わないけれど、必要な人に「もっぺん」使ってもらう。
そんな選択肢もあっていい。その選択肢と出会うために生まれたのが、このホームページです。
京都ではぐくまれた「始末」の心
ものを最大限に活用するのは、京都の昔ながらの知恵のひとつ。「けち」とは違う「始末」の心。始めから終わりまでのことを考え、いいものを長く使う。
使えるものはとことん使う。決して無駄にしない。
それは、生活へのこだわりともいえるものです。
地球におさまる暮らし
地球上のすべての人たちが、今の日本人と同じ生活をしようとすると地球はいくつ必要になるのか?
答えは約2.3個。
これは2012年のWWFの計算結果*。
答えは計算の仕方で様々あるけれど、私たちの今の暮らしが膨大な資源によって支えられているのは事実。いつの間にか、そのことに対する感覚がなくなっていたとしたら、それはきっと大きな問題です。
「ものを大切に。」聞きなれたこの言葉に、新たな重みが加わっています。始末の心が必要とされているわけです。
*WWFジャパン,「エコロジカル・フットプリント・レポート 日本2012」,2012年12月,p.22
ものを大切にすれば…
ものを大切に使うこと、修理して使うことは、簡単にごみにしてしまわないということ。
京都の人が出すごみの処理に使われる税金は実に260億円以上。ごみを減らせば、その分の税金を別のところに使えるはず。ごみは自然には消えることはありません。けれど、少しの工夫で減らすこともできます。
直してみることで、新たに見つける魅力があります。
新たな使い手に引き渡すことで、出会える人がいます。
忘れかけていた何かと、そして新しい何かと、このホームページで出会えますように。